4月9日は大仏の日

毎年4月9日は「大仏の日」だそうです。今日、VIPライナーのtwitterで知りました。勉強不足を痛感しています。大仏と言えば、多くの人は奈良の大仏、鎌倉の大仏を思い浮かべると思います。東京の板橋区に通称「東京大仏」があることを知らない人も多いと思います。東京大仏は高さが13メートルあり、完成当時は日本で3番目に大きい大仏だったそうです。このページでは日本にある大仏についてまとめてみました。

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日本交通のツイートでは大仏さんとバスの高さを比べています。奈良の大仏はバス4台分の高さだそうです。バスで考えると大きさが分かりますね。二階建てバスに乗ると高いと感じますが、その倍ですよね。

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奈良の大仏

奈良観光の目玉と言えば東大寺の大仏でしょう。中学の歴史でも東大寺の大仏は勉強しますし、修学旅行で奈良の大仏を見たという人も多いと思います。奈良時代、政変・反乱・病気などが相次ぐ社会不安を、仏法の力によって解消しようと聖武天皇が東大寺の大仏を作ったと言われています。752年に開眼法会が行われて東大寺の大仏は完成しました。

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鎌倉の大仏

鎌倉の大仏の製作が開始されたのは1252年と言われています。諸説ありますが鎌倉幕府ができたのが1185年・1192年と言われているので鎌倉時代にできた大仏であることは間違いがないでしょう。奈良の大仏と異なり鎌倉の大仏は外にありますので大仏の損傷のスピードがはやく現代までに何度か修復されています。(昔は屋根があったそうです。酸性雨などで痛みやすいので本当は今でも屋根があった方がいいのでしょうね)

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板橋の大仏

東京大仏がある乗蓮寺は、徳川将軍「お鷹狩り」のお休み処になっていたとも言われ、600年の歴史があるそうです。ただ大仏に関しては比較的新しく、東京大仏の開眼は1977年です。東京大仏は乗蓮寺の第24世の住職・若林隆道上人が「関東大震災」や「東京大空襲」の犠牲者を供養し、今後こういった天災や戦災が二度と起きないようにとの願いが込められいるそうです。

能福寺の「兵庫大仏」

初代兵庫大仏は1891年に開眼しましたが、残念なことに第二次世界大戦の1944年5月に国家による金属回収令により解体されました。1991年に新大仏の開眼を行いその新大仏が現在の兵庫大仏になっています。新大仏には残っていた旧大仏の金属を混入することで旧大仏と現大仏を一体無二としたそうです。

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大佛寺の「高岡大仏」

現在の高岡大仏は3代目の大仏です。初代と2代目は木造大仏だったため火災で消失してしまいました。過去の二回の経験から現在の高岡大仏は青銅でできています。3代目の高岡大仏の開眼は1933年です。

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他にも岐阜県の正法寺にある岐阜大仏など、日本には多くの大仏様がいます。今回ご紹介したのは座っている仏像(座像)でしたが、立像の大仏様もいますね。

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