ぽっこりお腹を狙い撃ち!ツラくない&座ったままできる「股関節ストレッチ」

おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。

今回のテーマは、“ぽっこりお腹”対策。と言っても、ハードな腹筋運動はしません。おこなうのは、“股関節”のストレッチです。

なぜなら、股関節が硬くなると、骨盤が後傾(うしろに倒れる)しやすくなって、背中が丸まってしまうから。このような、猫背の姿勢をしているときというのは、内臓を圧迫して下げてしまうため、下腹がぽっこり出やすくなるのです。

<股関節が硬くなる生活習慣>

  • 座って過ごす時間が長い
  • 運動不足、歩くときの歩幅が狭い
  • 姿勢・重心が崩れている

特に座って過ごす時間が長い方は、股関節が屈曲した状態が長く続くため、定期的に動かしてあげるといいでしょう。

ここからは、床に座ったままできる“ツラくない”股関節のストレッチを2つ紹介していきます。

座ったままできて、ツラくない「股関節」のストレッチ2つ

ストレッチ(1)

1)左のかかとが前にくるようにして、あぐらの姿勢で座る。

※ 骨盤を立て、左右の座骨(お尻の尖った骨)に均等に体重を乗せましょう。下腹部はリラックスさせます。

2)右ひじを、右ひざの前につく。

※ 左手は、左ひざの上に置きます。

3)左手で左ひざを上から押し、床に近づける。

※ 無理のない範囲で左ひざを床に近づけましょう。60~90秒キープしたら、足を組み替えて反対側も同様におこないます。

ストレッチ(2)

1)足の裏同士をつけた“合せき(がっせき)”の姿勢で座る。

※ かかとを股関節に引き寄せ、両ひざを床に下ろします。手で足先を軽く持ったら、背筋を伸ばして肩をうしろに引きましょう。

2)【息を吸いながら】両ひざを床から離す~【息を吐きながら】両ひざを床に近づける。

※ 股関節の動きを意識しながら、呼吸に合わせて5~10回ほど繰り返しましょう。余裕がある場合は、両ひざを下ろした姿勢で前屈をしてもOK。

ストレッチするタイミング

股関節は、寝返りを打つときにも大活躍してくれているので、起床後にストレッチをおこなうのもおすすめです。

ゆったりとしたストレッチなので、湯上りや寝る前におこなえば、リラックス効果も得られるでしょう。

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カチコチ股関節をほぐして、ぽっこりお腹にアプローチ。

それでは今日も、良い1日を!

☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!

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