ワークマンの防寒ブーツ「ケベックNEO」は北海道の寒さでも大活躍!2022年モデルをレビュー

筆者撮影:ケベックNEO

寒さの厳しい北海道に住むワークマンアンバサダー、コスケです。ワークマンには、冬用ブーツがいくつかあります。どれも違った特徴があり、コスパも高いのですが、その中でも僕が特に気に入って愛用しているのが「ケベックNEO」です。暖かくて、北海道の寒い冬を乗り切るのにはベストなシューズで、毎年新しいモデルを買ってしまいます。今年も2022年モデルが手元にあるので、実際に使ってみた感想を含め、レビューしていきます。

ワークマンの「氷雪対滑ケベックNEO」は冬におすすめ!北海道民も愛用する高性能ブーツ

数あるワークマンの防寒ブーツの中でも、暖かさと防水性能が高いのが今回レビューする「防寒ブーツ 氷雪耐滑ケベックNEO」です。

筆者撮影:ケベックNEO

ボリュームのあるモコモコの中綿が入っているため、防寒性能が高く、北海道でも使えるほどの暖かさを誇ります。

縫い目がなく、レインブーツ並の防水性能を持っているので、雨の中や水たまりの中に入ってもまったく問題ありません。名前の通り、滑りにくく雪の上も歩きやすい点も特徴です。

  • 商品名:防寒ブーツ 氷雪耐滑ケベックNEO(2022年モデル)
  • 価格:2,900円(税込)
  • 素材:ポリエステル・ゴム底
  • カラー:ブラック・リフレクトネイビー
  • サイズ:S・M・L・LL・3L・4L

防寒性能に高い防水性能、滑りにくい靴底と、冬に使うのに文句なしの性能ですが、価格は2,900円(税込)とワークマンらしいお手頃価格

普段使いはもちろん、アウトドアや屋外作業まで、ガシガシ使える防寒ブーツです。火の粉に強いわけではないので、焚き火などには注意が必要ですが、幅広いシーンで活躍してくれること間違いなし。

デザイン的に男性用の製品に見えますが、実は男女兼用でサイズもS〜4Lまであるので、誰でも履けると思います。

普段27.5cm位を選ぶ僕の場合、薄い靴下ならLLでギリギリ、分厚い靴下なら3Lでちょっと余裕があるくらいというサイズ感です。(足の幅や厚みによってサイズの感じ方は違うと思います。)

ワークマンの防寒ブーツ「ケベックNEO」は「ケベック」と何が違う?

実は、ワークマンには「防寒ブーツ ケベック」という製品もあります。

以前は「ケベックロング」という製品もありましたが、2022年はなくなったようです。ケベックNEOもケベックも、いずれもコスパの高い防寒ブーツですが、特徴は少し異なります。

筆者撮影:ケベックNEOとケベック

ケベックは価格の安さと軽さが大きな特徴です。氷点下でなければ十分暖かく、寒冷地以外ではこれでも十分だと思います。

軽くて長時間履いていても全然疲れません。さらに、接地面から4cmの防水なので、深めの水たまりでも普通に歩けます。

一方で、ケベックNEOはケベックに比べて高価ですが、氷点下でも暖かかったりレインブーツ並の防水性能を持っていたりと、より高性能なモデルになっています。

寒い冬に活躍する!ワークマンの「氷雪対滑ケベックNEO」2022年モデルを徹底レビュー!

性能も価格も文句なしの防寒ブーツであるケベックNEO。具体的にどんな製品なのか、実際に履いてみて気に入ってるところなどをまとめてみます。

2022年モデルは2021年モデルと比べて、性能面では大きな変更はありませんでした。ただ、夜間に目立ちやすいカラーである、新色の「リフレクトネイビー」が追加されています。

とにかく暖かい!ボール状の中綿で高い防寒性能

ケベックNEOの最大の特徴は暖かさです。

ボール状の中綿はボリュームがあり、空気を多く含むため、外の寒さが伝わりにくい作りになっています。

さすがにマイナス20度近い気温でじっと立っていると、足先が冷たくなるのを感じます。しかし、暖かい靴下を履けば耐えられないほどではなく、防寒ブーツの中ではかなり優秀な性能だと思います。

2,900円(税込)という価格を考えると、コスパの高さは抜群です。

レインブーツ並の完全防水で水の中やドロドロの雪に入っても安心

水を通さない防水設計もケベックNEOの魅力です。

縫い目がなく、上までしっかり防水なので、大雨の日でも、ぐちゃぐちゃの雪の中や大きく深い水たまりに入ってもまったく問題ありません

キャンプなどのアウトドアで、川やぬかるみに入っても大丈夫!水を通さない作りと高い防寒性能で、冬の日常からアウトドアシーンまで広く活躍してくれます。

僕は普段、雪の中をズボズボ歩いてますが、中が濡れることは一度もありませんでした。

筆者撮影:ケベックNEOで雪の中を歩く

北海道では、雪解け水で深く大きな水たまりができますが、じゃばじゃば水たまりの中を歩いても問題ないのでとても楽です。

ワークマン独自のWMアイスソールで氷上でも滑りにくい

前でも触れましたが、ケベックNEOは製品名の「耐滑」の通り、雪や氷の上でも滑りにくい作りになっています。

底面のパターンはブロックが大きく深いため、ざくざくした雪でもしっかり滑らず歩けます。また、ワークマンオリジナルの「WMアイスソール」には、ガラス繊維が入っていて、氷の上でも滑りにくいです。

筆者撮影:ケベックNEOの靴底

単に暖かいだけではなく、雪や氷の上での歩きやすさもしっかり確保できる防寒ブーツです。

こんな人におすすめ!ワークマン「氷雪対滑ケベックNEO」をおすすめする人

ケベックNEOには魅力的な特徴がいくつもありますが、具体的にどんな人におすすめなのか、まとめてみました。

お手頃な価格のできるだけ暖かい防寒ブーツを探している人

「足がすぐに冷たくなってしまうので、暖かい防寒ブーツがお手頃価格で欲しい」という人には本当におすすめです。

ケベックNEOは手頃な価格帯でありながら、防寒性能は価格の高いブーツにも劣らないくらいです。

もちろん、予算がいくらでもあるなら、もっと暖かい防寒ブーツはあるかもしれません。しかし、2,900円(税込)でこの暖かさの防寒ブーツはなかなか他にないと思います。

筆者撮影:ケベックNEOの価格や機能

また、「デオプット」という抗菌防臭効果があるインソールを採用しており、「防寒ブーツは蒸れて匂いが気になる」という人でも安心です。

ぐちゃぐちゃな道や濡れた深い水たまりを歩くことが多い人

アウトドアでは、川や濡れた場所を歩く機会も少なくないはず。また、積雪地域だと、雪解け水でぐちゃぐちゃになった道を歩くこともあるでしょう。

防寒性能が低い普通の防寒ブーツでは厳しいシーンでも、防水性能が高いケベックNEOであれば難なく歩けます。

僕も深い水たまりなどを歩くことがありますが、ケベックNEOだと足が濡れないので助かっています。

寒冷地で氷の上を歩く機会が多い人

ケベックNEOは滑りにくい底面なので、寒冷地などで氷の上を歩く機会が多い人にもおすすめです。

冬の北海道では、雪道や氷の上を毎日のように歩きます。ケベックNEOは滑りにくいので、転倒しづらく安心して歩けます。

筆者撮影:氷の上でケベックNEOを履いて歩く

もちろん、まったく滑らないわけではありませんので、注意しながら歩く必要はあります。ただ、日頃から滑りやすい道を歩く機会が多い人や、反対に雪や氷の上を歩くのに慣れていない人も、歩きやすさを感じられるはずです。

購入前に要チェック!ワークマンの「氷雪対滑ケベックNEO」を実際に使ってみて気になるポイント

暖かく、機能も豊富でコスパの高いケベックNEOですが、実際に使ってみて気になる点もありました。

価格を考えると贅沢をすぎるかもしれませんが、僕が気になったのが次の3つです。

軽量ブーツが多いワークマン製品の中でも少し重い

ケベックNEOは重くはないものの、決して軽量ではありません。ワークマンは軽量なシューズが多いので、その中では少し重い部類と言えそうです。

筆者撮影:ケベックNEOの重さ

重さを量ってみたところ、3Lは片方で431gと重すぎるわけではないもの、軽くはない重量です。普段はもう一種類のケベックのように、軽さが特徴のシューズを履いている人だと重く感じそうです。

しっかりしたソール、ボリュームのある中綿となると、どうしても重くなってしまうのかもしれませんね。

歩いていて疲れるほどではありませんが、もう少し軽ければ、長時間歩いたときなども疲れにくくなるだろうなと感じました。

また、バイクで使いたいと考えている人もいると思います。

もちろんバイクに乗る際に使えないわけではないものの、重く、もこもこした作りはシフトチェンジがややしづらく、分厚いソールはブレーキを踏む感覚がいつもと違うように感じるかもしれません。

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カラーは特徴的で見た目は好みが分かれる

2つめの気になるポイントがカラーです。

2022年モデルは、ブラックに加えて、新色のリフレクトネイビーが追加されました。リフレクトネイビーは夜反射するので目立ちやすく、夜間の視認性が高く安全というメリットがあります。

筆者撮影:ケベックNEOリフレクトネイビー

ただ、もう少し誰でも普段使いしやすいカラーがあると買いやすいかもしれません。デザインを優先する人だと、カラーバリエーションの少なさが気になってしまいそうです。

僕のように「見た目より安全性!」というタイプの人は問題ないのですが、妻はコーデを考えるとちょっと使いにくいようです。

ベージュや白っぽい色で、普段使いしやすいデザインのものがあると、より女性でも買いやすく、服装を選ばず履けると感じました。

防水設計とはいえ大雪では雪が上から入り込む

ケベックNEOは防水設計とはいえ、上から雪や水が入り込んでしまうことがあります。

もちろん、ブーツの高さ以下の積雪や水量では問題ありません。しかし、大雪の日にケベックNEOを履いて雪道を歩いたり除雪をすると、ブーツの中に雪が入ってしまうことが多々あります。

履き口を紐で絞れる機能がないのと、長靴に比べると少し高さがないので、大雪や大雨の時には使いにくいです。

筆者撮影:大雪の中ケベックNEOを履いてみる

上の写真くらい雪が降ると、いくら防水性能が高くても、上から雪が入ってくるので靴の中が濡れてしまいますからね。

寒冷地ではひと晩で30cm以上雪が降ることもあるので、そういったシーンでは少し使いにくいと思います。

お値段以上の高性能!ワークマン「氷雪対滑ケベックNEO」は寒さ対策におすすめの防寒ブーツ

筆者撮影

ケベックNEOは価格以上の高性能で、コスパが良く暖かい防寒ブーツです。

どんな時でも使える万能なブーツというわけではないため、僕は大雪のときや長時間歩くときには別のブーツ使うこともあります。ただ、それ以外だとケベックNEOを履いています。

暖かい靴下とケベックNEOを履けば、マイナス20度の気温の中でも旅やアウトドア楽しむことができるため、毎年愛用している冬の相棒です。

コスパの高い暖かい防寒ブーツを探している人は、ぜひケベックNEOを選択肢に入れてみてください。

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