JR東日本とANAが連携強化、新幹線・特急券予約をよりスムーズに

全日本空輸株式会社(以下、ANA)と東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は、「空港アクセスナビ」から「えきねっと」へと情報を引き継ぐシステム連携を開始する。11月30日付のプレスリリースで明かした。

両社は、空と陸の垣根を越えた移動需要の創出・拡大に向け、2019年からMaaS分野での連携強化に取り組んでいる。「空港アクセスナビ」は、ANAが提供している経路検索サービスだ。一方、「えきねっと」はインターネット予約サイトであり、JR東日本が提供している。

【ANA×JR九州】空と陸をつなぐMaaS提供 航空券・九州新幹線の予約をシームレスに

全日本空輸株式会社(以下、ANA)と、九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)は、MaaS分野におけるより利便性の高いサービス提供に向け、「ANA 空港アクセスナビ※1」と「JR九州インターネット列車予約※2」の連携を、10月21日より開始した。※1 ANAが保持する最新の運航情報などを経路検索サ...

今回のシステム連携では、「空港アクセスナビ」で予約した航空便の情報に基づいて空港まで(空港から)の経路検索を行い、JR東日本管内の新幹線や特急を含む検索結果に表示されたときの利便性を強化した。具体的には、この検索結果から「えきねっと列車予約」ボタンをタップすると、ダイレクトに指定した新幹線・特急券の予約画面に移動し、再度日付、区間、時間等の情報を入力せずにきっぷの予約・決済ができる。対象者は、ANA航空券を予約しているユーザーだ。

なお、両社は、今後も空と陸の新たな連携の取り組みを継続的に展開し、付加価値の高いサービスを提供する。同時に、国内利用だけでなく訪日旅行客に対しても、不安なく、楽しく移動できる社会の実現を目指すと述べている。

これまでのANAとJR東日本が
連携した取り組み

© 株式会社自動車新聞社