【きらら浜 野鳥手帖】 No.45「ハマシギ」

チドリ目 シギ科 [全長] 20㎝ [時期] 春と秋に見られる旅鳥(一部冬鳥)

 シギの仲間の多くは旅鳥ですが、近年ハマシギは一部の個体が越冬するので、きらら浜では冬に300羽以上の大きな群れが見られます。背面は灰色でお腹は白色、少し下に曲がった細長い嘴が特徴です。

 ハマシギは主に干潟を利用する鳥で、満潮時は岸辺で休み、干潮時に採餌します。餌は泥にいる小さな虫やバイオフィルム(微生物膜)です。歩き回りながら嘴(くちばし)を素早く泥に突き刺し、餌を探します。1羽が飛び立つと他の仲間も一斉に飛び、乱舞する様子はとてもきれいです。

新光産業きらら浜自然観察公園 信木 愛

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