被爆体験者とは

 長崎原爆の爆心地から半径12キロ圏内にいたが、国指定の被爆地域(爆心地から南北約12キロ、東西約7キロ)などの外で原爆に遭い、被爆者と認められていない人たち。国は2002年に体験者支援事業を始め、年1回の健診を受けられる「第2種健康診断受診者証」を交付。05年から、被爆体験に起因する精神疾患や合併症がある県内在住者だけに「被爆体験者精神医療受給者証」を交付し、医療費を支給。がんなどは対象外となっている。全国の受診者証所持者は3月末現在で7222人(県内6064人)。このうち受給者証の所持者は県内で5097人。

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