コロナ、最大90万人診療可能に 厚労省の同時流行対策

 厚生労働省は2日、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備え、発熱外来や電話・オンライン診療などで1日当たり最大90万人を診療できる体制を確保したと発表した。高齢者など重症化リスクの高い人や子どもに適切な医療を提供するため、都道府県に対し外来医療体制の強化を求めていた。

 厚労省は、ピーク時には1日当たり75万人規模の患者が発生する可能性があると見込んでいる。各自治体は、診療時間を拡大するなどした。

 重症化リスクの低い人が安心して自宅療養できるよう、健康フォローアップセンターについても従事するスタッフを増やすなどして体制を強化したとしている。

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