
サッカーの第101回全国高校選手権(12月28日~来年1月9日、東京など)に長崎県代表として出場する雲仙市の県立国見高の選手ら8人が11月30日、金澤秀三郎市長を訪ね、健闘を誓った。12年ぶり24回目の挑戦で、7回目の優勝を目指す。
同市吾妻町ふるさと会館で報告会があり、2人で主将を務める3年の上田陽南太さん(18)、村田一翔さん(17)ら選手5人と白石邦俊校長、木藤健太監督らが出席した。
木藤監督が「県代表になり、雲仙市と地元国見町の支援の力を実感している。ここからが本当の勝負。さらにトレーニングを積んで全国に臨む」と報告。上田主将は「古豪復活ではなく、新生国見のサッカーを見せて頂点を目指す」、村田主将は「『自分たちの代で全国へ』と思ってきた。全国制覇して国見町に恩返ししたい」と抱負を語った。
金澤市長は「伝統校の復活は市民、全国のファンに勇気と活力を与える。練習の成果を思う存分発揮し、悔いのないよう頑張って」と激励した。
同校は12月29日、初戦の1回戦で北海高(北海道代表)と対戦する。