すぐ完売!人気どら焼き「雀宮物語」3、4日に販売 寄居の公園で 散策する人の一言から生まれたヒット作

販売するどら焼き「雀宮物語」(寄居町ふるさとサポーター提供)

 埼玉県寄居町寄居の雀宮公園駐車場で3、4日午前10時から、どら焼き「雀宮物語」を120個限定で販売する。価格は税込み160円。

 園内は11月下旬から12月上旬にかけて紅葉で赤やオレンジ、黄色に色付く。昨年の散策者から「お土産に何か買いたい」と尋ねられたのをきっかけに、園内でのイベント実施の可能性について実証実験を試みることにした。

 まちづくり寄居によると、東京都中央区にある歌舞伎座や周辺でも老舗のどら焼きが売られているという。同園は歌舞伎の名優、七代目松本幸四郎の別邸「武州寄居町雀亭」の跡地。歌舞伎の縁と“和”の公園をイメージしてどら焼きになった。

 どら焼きは同町の和菓子店が協力し、ふんわりしていて甘い。あんこも昔ながらの味で、生地にも甘味がある。11月23、26、27日にも売ったところ、毎回販売開始から30分から1時間ほどで完売する人気ぶりだ。

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