「伝承ロード日帰りバスツアー」が開始。被災地の復興を、あなたの目と耳で感じられます

東日本大震災から間もなく10周年を迎えます。「伝承ロードバス」で震災遺構や、語り部の講話、復興に向けたまちづくりの様子を見学するツアーが開催されます。月命日となる2月11日から、3月3日までの21日間、女川町~石巻市~東松島市~松島町をめぐる伝承ロードバスを運行します。震災遺構の見学、語り部の話を聞き、復興に向けたまちづくりの様子をご覧いただく日帰り周遊プログラムです。震災遺構を見てみたい、語り部の話を聞いてみたい、復興に向けて取り組む地域を応援したい!など、防災や災害復興に関心のある方のみならず、被災地を応援したいとお考えの皆様におすすめです。

震災から10年目を迎え、復興した被災地を見たいと思う関係者(震災ボランティア、復旧・復興事業の関係者、遠隔地に定住した避難者等や国内外の旅行者)は多いが、被災地には充分な周遊ルートや観光プログラムは整備されておらず、交通アクセスの悪い被災地の新たな観光ルート開発は被災地の真の復興に必要不可欠である。また、被災地には震災遺構や伝承施設が数多く整備され、もの言わぬ語り部としてその価値や関心は高まりつつある。

さらに、震災後間もなく活動を始めた語り部団体や震災伝承施設における伝承活動が活性化し、新たな地域産業化の可能性が高まっている。そのため、主要駅から被災地や震災伝承施設を巡るコースを設定し、元住民墓参や観光ニーズも含めた、伝承ロードバスとして運行。ツアーバスからスタートし、地域モビリティも兼ねた常態化可能な定期バス化を目指す。さらに、震災から10年を迎えた被災地の復興状況を確認することができるバスツアーの導入により、被災地の復興そのものの観光資源化も可能になり、交流の拡大が進み、被災地の活性化のみならず、防災力の向上に貢献が期待できる。

なお、本事業は観光庁「あたらしいツーリズム」の一環で実施しています。

■「あたらしいツーリズム」とは
新型コロナウイルス感染症の影響により、従来の生活様式からの変化が急速に進んでいます。 これからは、国内外の観光客が安心して観光を楽しむことができるよう、新たな安全・安心な旅のスタイルを普及・定着させることが重要です。

観光庁では、地方公共団体や観光地域づくり法人(DMO)など地域の関係者が一丸となって、自然、歴史・文化、食などの観光資源を、感染拡大予防ガイドラインの遵守や新しい生活様式の実践を徹底しながら、より安心で、誘客力の高いものに磨き上げる取組に対して、支援を実施しています。
これらの支援を通じて、「旅行需要の回復」や「地域経済の活性化」などを進めて参ります。

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