【サッカーW杯カタール大会】スペイン破る歴史的勝利にJ1横浜M、川崎サポも歓喜 決勝Tへ渋谷熱狂

ワールドカップ1次リーグ最終戦で日本がスペインに勝利し、ハイタッチを交わす若者ら=2日朝、東京・渋谷(矢部 真太写す)

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の1次リーグE組最終戦で日本が強豪スペインを破る大金星を挙げて決勝トーナメント進出を決めた2日早朝(現地時間1日)、東京・渋谷のスクランブル交差点は歓喜と熱狂の渦に包まれた。今季J1で優勝を争った横浜F・マリノス、川崎フロンターレの両サポーターも手放しで喜んだ。

 試合終了直後から渋谷の街を熱気が包んだ。日本代表の青いユニホームに袖を通した若者らが「ニッポン」コールや応援歌「バモニッポン」を響かせ、交差点では行き交う人々がハイタッチを繰り返した。

 高揚感に浸ったのは川崎サポーターの30代男性会社員=川崎市在住。前夜から渋谷に宿泊し、スポーツバーで観戦し終えたばかり。決勝ゴールを決めた川崎OBの田中碧選手と、アシストした三笘薫選手の活躍に「きょうで終わりかもしれないという不安を吹き飛ばしてくれた。2人は川崎のヒーローです。本当に誇らしい」と胸を張った。

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