W杯決勝トーナメント進出祝う 久保選手ゆかりの串本町

日本代表が決勝トーナメント進出を決めたことを祝って串本町役場に掲示された横断幕(2日、和歌山県串本町サンゴ台で)

 サッカーのワールドカップ(W杯)で日本代表が決勝トーナメント進出を決めたことを受け、和歌山県串本町は2日、町にゆかりのある日本代表の久保建英選手(21)を応援しようと町役場(串本町サンゴ台)エントランスホールに掲示した横断幕で、日本代表の活躍を祝った。

 久保選手は川崎市出身だが、父の建史さんが串本町潮岬出身。2021年の東京五輪に出場し、今季はスペインリーグ1部のレアル・ソシエダで活躍。W杯ではこれまで、グループリーグ初戦のドイツ戦と、最終戦のスペイン戦に出場した。

 町ではスペイン戦を控えた11月30日の夕方、エントランスホールに縦約95センチ、横約620センチの「祈 ワールドカップ予選突破 サッカー日本代表 頑張れ!! 久保建英選手」という横断幕を職員4、5人で手作りして掲示。2日午前4時(日本時間)に始まったスペイン戦で勝利したことから、横断幕にある「祈」の文字シールを「祝」に張り替えて改めて掲示し、強豪を逆転で破ってグループリーグを突破した日本代表の活躍をたたえた。

 田嶋勝正町長は「今日は午前3時半に起きて試合を見た。ハラハラしたが、願っていた決勝トーナメント進出が現実のものになってうれしい。串本にゆかりのある選手だけに、ぜひとも久保君、日本代表を応援していきたい。次の試合ではゴールを決めてくれると信じている」とエールを送った。

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