冬の交通安全運動始まる 10日まで県内各地で啓発

買い物に訪れた子どもに啓発品を手渡す警察官(1日、和歌山県すさみ町周参見で)

 わかやま冬の交通安全運動が1日、和歌山県内各地で始まった。県と交通事故をなくする県民運動推進協議会は、飲酒運転の根絶や歩行者の安全確保、自転車の安全利用の推進を重点に各地で啓発活動をする。10日まで。

 運動に合わせ、すさみ町と白浜署などは1日、すさみ町周参見の「オークワすさみ店」で、チラシや反射材が入った啓発品を来店客に手渡して交通安全を呼びかけた。

 白浜署の丸山誠交通課長(40)は「夕暮れ時は大きな事故が起きやすくなる。歩行者は反射材を着け、運転者はハイビームを活用するなど、この運動の機会に見直してほしい」と呼びかけている。

 日本自動車連盟(JAF)が8月に行った調査によると、県内で信号機のない横断歩道に歩行者がいた場合、一時停止する車は22.5%。全国平均は39.8%で、県はワースト2位だった。

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