中国電力 カルテル課徴金で707億円 公取委「納付命令案」通知

中国電力は企業への電力販売でカルテルを結んでいたとして、公正取引委員会からの課徴金納付命令案に基づき、約707億円の特別損失を計上しました。

中国電力は企業への電力販売でお互いのエリアで営業しないよう中部電力・九州電力と「カルテル」を結んだ疑いがあるとして、公正取引委員会が去年4月から7月にかけて立ち入り検査をして調べていました。

中国電力は2日、公正取引委員会からの707億1500万円の課徴金納付命令案に基づき、来年3月期の連結業績予想を過去最大となる2097億1500万円の赤字に下方修正しました。

中国電力は先月、家庭向け規制料金の値上げを国に申請していますが「課徴金は電気料金の値上げに反映させない」としています。

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