東京都と民間事業者の共同プロジェクトで開発された「東京おみやげ」のポップアップストアが銀座三越に期間限定で登場!

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は銀座三越に期間限定出店している「東京おみやげショップ」についてや、東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」で控えめな色合いと斬新なデザインが特徴の着物「東京手描友禅」を紹介しました。

◆銀座三越に期間限定出店「東京おみやげショップ」

「東京おみやげショップ」のポップアップストアが、期間限定でオープンしています。

「東京おみやげショップ」は、アイコンとキャッチフレーズ「Tokyo Tokyo Old meets New」を活用して開発された「東京おみやげ」を販売しています。

「東京おみやげショップ」が期間限定で出店しているのは、銀座三越 新館9階のテラスコートです。

営業時間は、午前10時~午後8時までで、12月13日(火)の最終日は、午後5時までです。

なお、既存の「東京おみやげ」商品については、Tokyo Tokyoの公式ウェブサイトに掲載されています。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/11/22/05.html
https://www.mistore.jp/store/ginza/shops/other/other_shopnews/tokyotokyo_popup.html
https://tokyotokyo.jp/ja/action/omiyage/

◆特別企画「職人のいぶき」 #22 東京手描友禅

東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」。今回は、控えめな色合いと斬新なデザインが特徴の着物、「東京手描友禅」です。

京都で生まれた染色の技法が、江戸の町人文化と融合し、独自に発展した、「東京手描友禅」。分業制の京友禅に対して、多くの工程をひとりで担当することで、職人の個性が、より濃く作品に反映されます。
その繊細な技巧からは、職人たちの息遣いが聞こえてきます。

中学時代に出会った手描友禅の美しさに魅了され、職人の道へと進んだ、町田久美子さん。
24年目の今年、独立して、自身の工房を立ち上げました。

(町田久美子さん)「手描友禅というのは、着物を染める技術です。真っ白い生地からどんどん絵を描いていって出来上がるというのが、すごく魅力ある仕事だと思います」

型を使わない手描友禅は、柔軟なデザインを生地の上に表現します。

(町田久美子さん)「例えば、この猫が着物になって、リアル過ぎると怖いじゃないですか。なので、ちょっとデザイン化されているほうが(いい)。それを考えながら図案を描いている」

作品の出来栄えを大きく左右するのが、「糸目糊置き」という、縁取りの作業。

(町田久美子さん)「糸目糊がしっかりと生地に食い付いていないと、染料がはみ出してしまうんですね。一定の細さで一定の厚みで引かないといけないんですね。途中で途切れたりとか、太くなったり、細くなったりすると、絵も汚くなってしまうので」

あらかじめ、糊で縁取りしてから染料を塗ることで、繊細なデザインも美しく塗り分けられます。
その後、生地全体を染め上げ、水洗いなどの工程を経て、落ち着いた色彩の中に、江戸らしい粋が表現された、「東京手描友禅」が仕上がります。

手描友禅の魅力を、より手軽に楽しんでもらおうと取り組んでいるのが、「デジタル友禅」。手描友禅のデザインをスキャンして、ポリエステルの生地にプリントしたもので、日本初の技術です。

(町田久美子さん)「手描友禅で描くと、すごく高額商品になるので、やっぱりリスクを考えてしまうんですね。だけれども、手が届きやすい価格帯になったこと。今まで、自分たちが作ってこなかったような柄をチャレンジできるというのはありますね」

絵師によって、デザインは十人十色の「東京手描友禅」。そこには、職人のいぶきが感じられます。

デジタル友禅のスカーフバックは、様々なシーンに合わせて、レジャーシートやふろしきなどとしても使い分けができるそうです。

「そめもよう」の商品をはじめとする、東京の伝統工芸品は、オンラインショップ「小粋屋東京」でも取り扱っています。

関連リンク
https://www.rakuten.ne.jp/gold/koikiya-tokyo/
https://www.somemoyou.com/

<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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