若手経営者の課題解決支援 専門人材をマッチング

経営の専門家(左右)とマッチングし、「天の岩戸」を模したオブジェを手に笑顔を見せる高原町の若手経営者(中央)

 宮崎県高原町内の若手経営者が抱える課題を解決するサポートするため、町は11月25、26日、若手経営者と経営支援の専門人材をマッチングさせるイベントを開いた。町内で薬草店や温泉施設などを営む8人が面談などを通し、経営コンサルタントや地方創生に関わる人材と結び付いた。
 課題解決を通して地域経済にイノベーションを起こそうと初めて企画。招かれた専門家は、大手商社やIT企業での勤務実績などがある10人。経営者が販路や人材確保、誘客の方法などの課題を相談し、専門家は自らの専門性を生かして支援できる内容を説明。最後は互いに協力したい相手を指名し、次々とパートナーが誕生した。
 専門家は今後、経営者と協議しながらアドバイスを行い、町から3万円の報酬が3カ月間支給される。ジャムやピクルスを製造・販売する「Yumi Lab.(ユミラボ)」の北原優美さん(38)は「経営が苦手だったので、ぴったりの方とマッチングできた。アドバイスを受けながら経営を安定させたい」と話していた。

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