神奈川県真鶴町の松本一彦町長が選挙人名簿を不正使用した問題を巡り、同町議会は2日の総務経済常任委員会で、松本町長に対する不信任決議を町議会が提出するよう求めた町民有志の請願を採決し、賛成多数で採択した。9日の本会議では、一部町議から不信任決議案が提出される見込み。
請願は名簿問題や松本町長の発言により、町政の停滞や混乱が起き「先の見えない町政に対する無力感や閉塞（へいそく）感、町への誇りの喪失感を持つ町民も少なくない」と指摘。議会による不信任決議案を速やかに提出するよう求めており、町民らでつくる「真鶴の未来と町長のリコールを考える会」が11月16日に提出した。
