ウクライナ支援の再考を要請 ロシア大統領、ドイツ首相に

ドイツのショルツ首相

 ロシアのプーチン大統領は2日、ドイツのショルツ首相と電話会談し、ウクライナ情勢について協議した。ロシア大統領府によるとプーチン氏は、米欧が軍事支援を続けていることでウクライナが停戦交渉を拒否し、民間人を巻き込む戦闘が激化していると主張し、対ウクライナ支援の見直しを求めた。会談はドイツの要請で行われた。

 プーチン氏は、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島とロシア本土をつなぐクリミア橋や、ロシアの民間インフラへの挑発行為があり、ロシア軍がウクライナへのミサイル攻撃を余儀なくされていると主張。全土のエネルギー施設への攻撃を正当化した。

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