2023年は“必殺シリーズ”50周年、そして2007年からスタートした東山紀之主演の新シリーズ「必殺仕事人」は15周年の節目を迎える。そんな記念すべき年の最新作が、2023年1月8日にスペシャルドラマ「必殺仕事人」（午後9：00）として放送。そんな痛快エンターテインメント時代劇を1人でも多くの人に楽しんでもらおうと、東山が動いた。ABCテレビ本社で収録する同局の人気バラエティー「探偵！ナイトスクープ」（金曜午後11：17）のスタジオにやってきた東山は、松本人志が“探偵局長”を務める探偵局に、“顧問”として初登場した。
顧問が誰か知らされていない観覧席からは、声にならない歓喜の声が。「必殺仕事人」と「探偵！ナイトスクープ」、どちらもABCテレビが誇る長寿番組。それぞれの番組の顔である松本と東山から、どんなトークが繰り出されるのか。
初めて顧問として出演した東山は、松本局長の隣に座り、紹介されると立ち上がって律儀にあいさつ。「今日は、『必殺仕事人』のプロモーションで来られたんですよね？」という松本局長に対して、「いえいえ。キダ・タローさんの代役で、探偵さんたちのご活躍を見に来ました」と真顔で返す東山顧問。「どんな番組かご存じですか？」と聞かれると、「人を探したりとか…」とざっくりとしたコメントを返す。どこまでがジョークか分からない飄々（ひょうひょう）とした雰囲気の東山顧問と松本局長の共演は、今回が2度目。前回は酒を飲みながらの番組だったということで、「しらふで会うのは今日が初めてですよね」と言いながら、“しらふの松本局長”に並んで、1月6日放送分の「探偵！ナイトスクープ」の収録が始まった。
一つ目の依頼である「内藤剛志に恋する小学6年生」には、VTRにいきなり内藤剛志本人が現れ、驚きながらもほほ笑ましく見ていた東山。次の「うがいができない妹」という依頼では、担当した澤部佑探偵がVTR前に「東山さん、うがいできますか？」と尋ねると、「できるよ！」と食い気味に返して観客の笑いを誘った。VTRが終わった後は、「教えるのって難しいですね。ご苦労しましたよね」と澤部探偵の仕事ぶりをねぎらっていた。
番組のラストには、もちろん「必殺仕事人」のPR。「内藤さんは番宣もなくサッとVTRに出られているのに、ここで僕が、いいんでしょうか？」と恐縮しつつも、「今回の『必殺』は、シリーズ50周年にふさわしい見応えある内容になっています。“衝撃的な結末”を用意していますので、ぜひご覧ください！」と新作ドラマの魅力を伝え、“仕事人”の任務を完了させた。
収録後、東山は「伝統ある番組に出させていただいて、大変光栄です。今日の依頼の中では『うがい』が印象的でしたね。教えるって難しいなと思って、目が覚めたというか。こういう依頼を取り上げるところが、番組の人気の秘密なんだろうなと思いました。松本さんとは2度目の共演ですが、1回目の共演の時は、松本さんも浜田（雅功）さんもベロベロだったんです。しらふだったのは僕だけだったので、今日はお互いにしらふでよかったです（笑）」と振り返った。
さらに、「次はぜひ、探偵で出させていただきたいですね。大阪の街に出て、依頼を解決してみたいです。僕がもし依頼主になるなら『京都でお世話になったスタッフ、どこに行ったかな？』みたいな、懐かしい人を捜してもらうのもありかなと。その時は、（間）寛平師匠にお願いしたいです。僕に殺されたい人がいたら、『ナイトスクープ』を通して、ご依頼にお応えするのも面白いかもしれないですね。京都の撮影所まで来てもらって、きちんと本格的に監督も照明も『必殺』のスタッフでやって。その時は、バッサリ斬らせていただきます（笑）」と番組出演に意欲をのぞかせた。
最後には「『必殺仕事人』も50周年。内藤（剛志）さんが小学生に慕われていたように、次の世代に『必殺仕事人』が広がっていくといいなと思います」とあらためてドラマをPRして締めくくった。
