マイナンバーカード窓口が混雑、ポイント第2弾のカード申請期限12月末 ポイント申請期限前さらに混む恐れ、福井県福井市など

「マイナポイント第2弾」のカード申請期限が迫り、連日混み合う福井市役所の窓口=12月1日、福井県福井市大手3丁目

 最大2万円分のポイントがもらえる国のマイナンバーカード普及策「マイナポイント第2弾」で、2022年12月末のカード申請期限が迫り、福井県内の各市町窓口が混み合っている。取得には少なくとも、申請時か交付時のどちらかで窓口に行く必要があり、2023年2月末のポイント申請期限前には、さらに混雑が予想される。出張申請窓口の開設や休日窓口の拡充を図る市町もあり、それぞれ早めの申請を呼びかけている。

 マイナンバーカードの取得には主に、郵送やネットなどで申請し交付時に窓口で本人確認を受ける「交付時来庁方式」と、申請時に窓口で本人確認し、本人限定受け取りや簡易書留などの郵便で交付を受ける「申請時来庁方式」の二つの方法がある。

⇒マイナカード申請方法と保険証の紐付け方

 福井市の窓口は現在、当初のカード申請期限だった9月末までに申請した人への交付で連日混み合い、1時間以上待つ場合も少なくないという。予約制の水曜時間外と日曜臨時窓口は、12月2日時点で既に年内の予約が埋まっている。

 市は12月から、マイナンバーカード担当に兼務職員5人を増やすなどし、申請は毎週土日にみどり図書館と市美術館での出張窓口、交付は土曜の10、17、24日に臨時窓口(要予約)を市役所に開設するなど体制を強化した。

 越前市やあわら市、鯖江市、敦賀市も11月から順次、休日窓口などを拡充。大野市は来年1、2月の休日窓口拡充を決めている。

 15歳未満の取得には窓口に保護者の同席が必要で、窓口が今後さらに混雑する前に、申請時来庁方式を選ぶメリットはありそうだ。一方、ポイント取得の手続きに不安のある人は、交付時に窓口を訪れればサポートを受けられる。

⇒マイナカードの取得申請件数

 福井市市民課の担当者は「カードの申請期限が迫り、例年の年末以上に窓口の混雑が予想される。出張窓口も活用し、早め早めの申請をお願いしたい」と呼びかけている。

 各市町の受け付け体制などはそれぞれのホームページで確認できる。

© 株式会社福井新聞社