青パパイア、給食で楽しむ 秦野市が中学校で初導入

「にんじんしりしり」をアレンジした「パパイヤしりしり」(右下)(秦野市提供)

 秦野市で特産品を目指している「青パパイア」をPRしようと、市内中学校で11月24日、給食に初めて導入された。緑の果実の特性を学んだ生徒らは口いっぱいに青パパイアを頬張り、味や食感を楽しんでいた。

 給食に取り入れたのは、市立本町中学校、市立南が丘中学校、市立鶴巻中学校。青パパイアは沖縄県の郷土料理「にんじんしりしり」をアレンジした料理「パパイアしりしり」として生徒らに提供された。

 市立本町中学校では給食時に、青パパイアを紹介した市農業振興課の制作による動画も放映。生徒は鳥獣被害が少なく害虫に強いことや、肉を柔らかくする酵素をふんだんに含む特徴があることなどを学んだ。

 初めて口にする生徒も多い中、おかわりの声も相次いだ。同中3年の生徒(15)は「とても食べやすかった。もっと秦野でおいしい青パパイアを作ってほしい」と話した。同課は「質のいい青パパイアを生産者らと作っていきたい」と意欲を見せた。

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