日之影のアウトドアを議論 ユネスコエコパーク5周年シンポ

日之影町のアウトドアの魅力について意見を交わした祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク登録5周年記念シンポジウム

 祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク登録5周年記念シンポジウム(日之影町主催)は11月27日、日之影町役場であった。町民ら約80人が参加し、山や渓流などのアウトドア環境に恵まれた同町の魅力について、理解を深めた。
 パネルディスカッションでは、県内外のアウトドア専門家3人が同町での活動を紹介。「渓谷がきれいで、釣りや山登り、多様な花も楽しめ、人が温かく迎えてくれる」「五ケ瀬川でのラフティングはよそよりスリルがあって面白い」「渓谷に多様な岩が転がり、ボルダリング目的で年間千人以上が来ている」と、アウトドア環境を絶賛した。
 基調講演では、宮崎野生動物研究会の岩本俊孝理事長が登壇。エコパーク登録を地域経済の発展につなげていく必要性を指摘し、「道の駅『青雲橋』を新しいアウトドアの前線基地にして、おしゃれなアウトドアグッズをそろえるのはどうか」と提案した。

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