上越市が長く培ってきた発酵文化の産物「酒かす」を生かした「雪むろ酒かすラーメン」の提供が３日から、同市内のラーメン店や中華料理店でつくる「上越愛麺会」の２０店舗で始まった。来年４月中旬まで。
市が２０１５年度から取り組む「地域の農水産物を生かした産品づくり」の一環。各店は酒かすと地元の食材を組み合わせ、独創性あふれる一杯を仕上げた。ほぼ全店がスープに酒かすを使用。一部の店は他の調味料と混ぜ込みペーストにし、客が好みで使う〝味変アイテム〟として活用している。
ラーメンは期間限定品や地方ならではの味を求めて全国を巡るファンが少なくないため、観光コンテンツとしても期待される。上越愛麺会は、客がラーメンの画像をインスタグラムに投稿することを勧めるなど、情報発信も図る。
提供する店舗は次の通り。
▽麺屋あごすけ（下門前）▽王華飯店（仲町３）▽たんぽぽラーメン（三和区神明町）▽麺屋しょうじ（栄町）▽まるとく（下門前）▽春紀（板倉区田井）▽比他棒（東本町３）▽龍馬軒（上中田）▽はな禅（中田原）▽宝来軒総本店（大町４）▽ＷＩＴＨドリーム（五智２）▽たんたん麺の店菜心（東城町１）▽さっぽろ（頸城区上吉）▽宝来軒参（大豆１）▽酒とめしあごすけ（木田１）▽食堂ニューミサ（中郷区稲荷山）▽渡木苑（仲町２）▽やまだラーメン（土橋）▽麺屋風花（大和５）▽ＧＯＧＯ宝来軒（大潟区渋柿浜）
