ペレ氏「緩和ケア」に移行 がんの化学療法を中止

2日のブラジル―カメルーンでスタンドに掲げられたペレ氏の横断幕=ルサイル(ゲッティ=共同)

 サッカーの元ブラジル代表で「王様」と称される82歳のペレ氏が入院中の病院でがんの化学療法を中止したと、ブラジルの報道を引用する形でロイター通信が3日に報じた。「緩和ケア」に移行したとされている。

 同氏は昨年9月に大腸腫瘍で手術を受けて以降、治療のため定期的に入退院を繰り返し、今年11月30日には家族がインスタグラムで再び入院したことを報告していた。カタールで行われているワールドカップ(W杯)の12月2日のカメルーン戦では、サポーターから激励メッセージが送られていた。(共同)

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