【競泳女子】バタフライ・三井愛梨 世界短水路選手権へ意気込み 「まずは世界の舞台でベストを」

今季飛躍的にタイムを伸ばしている三井。県高校総体も大会新で2冠を達成した=6月、横浜国際プール

 競泳女子バタフライの三井愛梨(18)=桐蔭学園高、横浜サクラ=が12月、25メートルプールで争う世界短水路選手権(オーストラリア)に出場する。今春から次々と自己記録を更新し、代表争いに割って入った新鋭は「まずは世界の舞台でベストを出すこと。決勝進出を目指したい」と意気盛んだ。

 主戦場は200メートル。10月の日本短水路選手権を2分4秒35の自己ベストで制し、シニア初の代表切符をつかんだ。「ここで勝っておきたかったし、代表に入れたらいいなと思っていた」。大願成就のレースとなった。

 長水路(50メートルプール)でも1秒以上タイムを縮める飛躍のシーズン。転機となったのは3月の国際大会選考会だ。世界選手権の派遣標準記録を上回る2分8秒82をマークするも、3位で代表入りを逃した。「新しい悔しさがあったし、もっと頑張らないとと思えた」

 直後の日本選手権で再びベストを更新し、8月のジュニアパンパシフィック選手権で一躍その名を高めた。「想像もつかなかったしびっくり。いよいよ代表争いに入り込める記録が出せた」。2分7秒82の優勝タイムは今季のランキング2位の好記録だった。

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