チーズに心臓の病気リスクを下げる効果 中国での研究で新たな利点が判明

チーズを食べることで心臓に関する病気のリスクが軽減できるという。新たな研究で、チーズが健康にもたらす様々な利点が判明し、高血圧や糖尿病のリスクも下げるそうだ。

チーズの脂肪が身体に悪影響を与える可能性がある一方で、それに含まれるカルシウムには脂肪の吸収や、コレステロール値上昇を抑える効果があるという。

中国の北京協和医学院の研究者らは今回、英国に住む45万人の成人についてデータを精査した。チーズを定期的に食べる人は、そうでない人に比べて心臓病のリスクが35%も低いという結果が出た。

同学院のユージン・ヤン教授はこう話す。「一般的な考えとは逆に、チーズを食べると2型の糖尿病、心不全、冠動脈疾患、高血圧、脳卒中のリスクが実際には下がることが分かりました」

「全脂肪の乳製品として、チーズは飽和脂肪酸や血中コレステロールへの影響を考えると心臓病の高リスクになると直感的に思うかもしれません。しかし最近の研究を通して、それが真実でない可能性が示されています」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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