
京都府福知山市夜久野町の産業活性化を図る「夜久野農林商工祭」がこのほど、同町平野の「道の駅農匠の郷やくの」で開かれた。新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりとなり、来場者は食を楽しみ、地域の産品を買い求めた。
地元の営農推進協議会や市商工会夜久野支部でつくる実行委員会が主催。今年で35回目を迎え、地元企業や住民グループなど15団体が出店した。
感染対策で出店者数を従来の約半分に減らし、休憩スペースの机には仕切りを立てた。会場には白菜や大根などの新鮮な野菜、住民がつくるぜんざいなどが並び、大勢の来場者が品定めをしたり、舌鼓を打ったりした。
住民グループ「居母山クラブ」が販売した熊鍋を味わった児童(7)=同町中夜久野=は「みその味が付いたクマ肉がおいしい」とほおばっていた。