世界最大の恐竜レプリカ ロンドンに登場へ 鼻から尻尾まで35m、展覧会場には「ギリギリ」

世界最大級の恐竜のレプリカが、ロンドンに登場する。竜脚類のうちティタノサウルス類に属するパタゴティタンの原寸大の模型が、来年初めからロンドン自然史博物館に展示される。鼻から尻尾まで35メートルの大きさを誇るこの種は、実際の体重が60から70トンに及んでいたと推察されている。

今回の骨格模型はアルゼンチンのエジディオ・フェルグリオ古生物学博物館(MEF)から借りたもので、同博物館のスタッフが2014年に発見した骨を元に作ったものとなっている。

展覧会を企画したシニード・マロン氏はこう話す。「中に入ると思いますが、ぎりぎりかもしれません」

MEFが貸し出した同種の大腿骨についてマロン氏はこう続けた。「その1本の脚の骨は2.4メートル、重さは500キロもあります。ヨーロッパでこれらの化石とパタゴティタンが展示されるのは初めての試みです。MEFは信じられないほど寛容でいてくれています。自分たちの研究を世界に見せることに意欲的なのです。彼らが私たちの場所でそれをしたいと言ってくれたことを非常に喜んでいます」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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