<1年前のワイドショー>富士山の下のマグマ...どうなった? 「最大震度5弱」地震を振り返る

<1年前のワイドショー>晴れた日は、白く冠雪した富士山が美しい姿を見せてくれます。しかし、その富士山がもし噴火したら...。昨(2021)年12月3日に山梨県東部・富士五湖で起きた最大震度5弱の地震は、「噴火の前ぶれ?」と不安が募りました。

(J-CAST)ワイドショー通信簿の「山梨の地震うけ専門家が解説 羽鳥慎一『富士山の下でマグマが...』」(2021年12月3日、テレビ朝日系「モーニングショー」)では、地震学者の島村英紀氏が、この地震は富士山の下では常に観測されている低周波地震だとしています。2001年に非常に増えて火山学者は緊張したそうですが、結局何もなかったといいます。「今回も噴火しないで終わるかもしれませんが、富士山はいつ噴火してもおかしくない火山と言われています」と解説していました。

「南海トラフ」への懸念も

「加藤浩次『富士山の噴火につながる?』(略)」(同3日、日テレ系「スッキリ」)の慶応大大学院の纐纈一起特任教授の説明では、地形的に伊豆半島が本州に衝突している影響で起きている地震だといいます。数年に1回群発地震が起き1983年には大月でマグニチュード6.0の地震が発生、亡くなった方もいたそうです。

噴火との関連について纐纈教授は「直接関係ないと思いますが、完全にないかというと、ないとは言い切れません」と言及。地殻活動に「断定」はないということでしょう。

ワイドショー放送中の3日の午前9時半ごろ、今度は和歌山県で紀伊水道を震源とする震度5弱の地震が発生し、各局が速報しました。

「山梨の地震と『南海トラフ』 永島優美アナ『予兆とも(略)』」(同3日、「めざまし8」)では、東京大学の笠原順三名誉教授教が、この紀伊水道での地震について「南海トラフと密接に関係する地震」との見解を述べていました。

さらに翌4日以降、鹿児島県のトカラ列島近海で140回以上の群発地震も起きました。「各地で震度3以上 天達武史『今後大きな地震に?』」(同6日「めざまし8」)でも笠原名誉教授が解説し、改めて紀伊水道の地震を不安視したと取り上げています。

この時、気象庁は「メカニズムが異なり規模が小さいことからも、南海トラフ地震の予兆ではない」としていましたが、笠原名誉教授は「プレートの境目が動く形の地震が起きた場所と、(3日の)分岐断層が動く形の地震が起きた場所が、メカニズムは違うけど、対になっていることは確か」と、関連性を指摘していました。

1707年の「宝永大噴火」を最後に、300年を超える永い眠りに入っている富士山。さらに、100~200年周期で起きるとされる南海トラフ地震は、1946年の昭和南海地震から76年がたっています。「いつ起きてもおかしくない」と言われながら、我々の備えはどこまで進んでいるのか、改めて考えさせられます。

(コムギ)

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