気候変動でリスの精子に異変か 通常より長い冬から目覚めた場合 カナダの大学で研究

気候変動が、リスの精子に影響を与えているという。通常より長い冬から目覚めたカナダのプレーリー地帯に生息するリスたちの精子の数が減少していることが新たな研究で判明した。

同国のマニトバ大学の研究によると、暖かいアフリカ諸国に生息するリスの場合は、その高温な気候により、大きな足となることもわかったという。

この精子の減少は致命的なものではないものの、場合によっては生態系全体が危険となる結果となる可能性も考慮しなければいけないと、今回の研究は警告している。また、気候変動に対する反応として、動物の形態が変化していく一つの証拠となったとしても、それらの変化が適応可能かどうかは、まだわからないという。

同大学の行動、生態、進化研究室のジェーン・ウォーターマン研究長はこう話す。「我々の研究、そして他の研究は、いくつかのケースで自然が急速に変わる環境に素早く対応していることを示しています。気候変動のあらゆる変化について例えそれがどれだけ小さなものであろうと人間は考慮しなければいけません。必要時に意図的で迅速な行動がとれるようにするためです」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社