「日本代表を過小評価するな」W杯で戦うクロアチア監督が最大限に警戒

熱戦が続くFIFAワールドカップ・カタール2022。

日本代表は決勝トーナメント1回戦でクロアチアと激突する。ズラトコ・ダリッチ監督は前日会見で日本戦についてこう述べた。

「(日本はサムライとして試合に臨むと言ったが、選手へのメッセージは?)

最も大事なのは、相手のリスペクトすること。日本はスペインとドイツという世界王者を撃破した。

前半は負けていたが、キャラクター、メンタル、クオリティを見せつけた。

選手たちには、どんな相手も過小評価してはいけないと伝えた。

日本がサムライのように来るのは当然だが、我々も自分たちを悪い立場に置くことはない。

自分たちのプレーをしなければいけないし、誰も過小評価してはいけない。

(延長やPK戦もあるが、どうやって生き残るか)

そうなる前に乗り切りたい。日本が絶対にあきらめないことは分かっている。

我々もロシア大会ではそういう試合を自負心を持って乗り切った。

自分たちも日本と似たメンタリティをしている、決して諦めない。

(日本の監督はミハエル・ミキッチに言及したが、彼から連絡は?)

お互い連絡はしていない。彼の分析は聞いた。

彼は日本に長い間いたし、日本で評価されている。

我々は彼に連絡するかもしれないが、全てをスカイティングして見てきた。日本の試合は見たし、未知数のものは多くない。

(日本戦の戦い方は)

日本はボールポゼッションが低い国のひとつ。32パーセントだ。

だが、彼らはプレッシングとトランジションではナンバーワンだ。日本のトランジションは危険。

数が多く危険だ。徹底的にやってくるし、それが試合に勝ってきた理由だ。

ドイツもスペインはポゼッションと安心感があったので、気を緩めてしまい、痛い目に遭ったのかもしれない。

我々には経験があるし、一瞬たりとも気を緩めてはいけないし、相手に得意なことをやらせてはいけない。ボールロストやポゼッション、ファウルの後は最大限に集中する。

コスタリカ戦で攻撃しなければいけなくなった際、日本は何もできなかった。それで負けた。

だが、彼らはブロックを組んで待っている場合にはクオリティを見せる。それを実践してくるはずだ」

選手たちには過小評価してはいけない相手だと警戒するように説いたようだ。

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なお、日本はグループステージでの守備的プレッシング数が全チームのなかで最も多い1424回を記録。一方、クロアチアは13位となる892回だった。

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