徳島県三好市西祖谷山村に伝わる「神代踊」がユネスコ無形文化遺産に登録が決定されました!

平家の落人伝説が残る、西祖谷山村善徳にある天満神社の神代踊は1,100年以上前から連綿と受け継がれてきました

徳島県三好市西祖谷山村に伝わる「神代踊」などを含む、各地で伝承されてきた民俗芸能「風流踊」が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録が決定されました。

神代踊という名称は古くは笠踊り、太鼓踊りと呼ばれており、1922年(大正21年)の皇太子(のちの昭和天皇)の訪村に際してつけられたものです。

起源は諸説ありますが、仁和4年(888年)に菅原道真が讃岐守として在任時に、大干ばつにあたって苦しむ農民のために雨乞いの祈願を行い、各種の踊りを催し雨が降ったと言われ、その一部が伝えられて今日の神代踊の始まりとなったと考えられています。
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西祖谷山村善徳の天満神社で、毎年旧暦6月25日の夏祭りに、豊作と無病息災を祈願して奉納されます。
新型コロナウイルス感染症の影響で中断していましたが、今年は3年ぶりに行われ、地元では登録に期待が高まっていました。

まるごと三好観光ポータルメディアでは、今年7月23日に行われた神代踊を取材し、レポートしています。
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(文・犬山涼)

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