W杯で珍事!フランス代表DF、虹ネックレスで試合出場…"着脱”を命じられる

ワールドカップ連覇を目指すフランス代表は、ポーランドを3-1で下して準々決勝進出を決めた。

その試合では珍しいシーンも話題になっている。

フランスDFジュール・クンデが金のネックレス2本をつけた状態で出場しており、前半40分すぎに副審からそれを外すように命じられたのだ。

最近ではありえない光景…。

そのネックレスにはレインボーカラーのチャームもついていた。

個性的なファッションセンスのクンデは日本のファッションブランドの愛用者でもある。

試合後、ディディエ・デシャン監督は、LGBT運動とのかかわりから外すように命じられたのかと聞かれるとこう答えた。

「そのせいではない、許されないからだ。

選手はブレスレットやネックレスなどの着用は認められない。

彼がネックレスに何をつけているのかは分からないが、ジュールのは迷信(ジンクス)だというのは知っている。

練習でもつけている。どういう意味かは知らないが。

彼にはこう言ったよ。『私の目の前にいなくてラッキーだったな、そうだったら…』ってね。

レフェリーからはプレー中断になった直後に警告された。選手は時計やサングラスをつけてプレーすることはできない。それは許されない。

(試合前に)彼が外したと思っていたが、そうではなったようだ。〈レインボーとは関係なく)あれは自分たちのせいだ」

クンデはネックレスを好んでおり、練習でも身に着けているそう。

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ただ、サッカーではルール上、ネックレスなどの装具をつけてプレーすることは禁止。実際、競技規則にもこのように明記されている。

第4条 競技者の用具

「競技者は危険な用具、もしくはその他のものを用いる、または身につけてはならない。

すべての装身具(ネックレス、指輪、ブレスレット、イヤリング、皮革でできたバンド、ゴムでできたバンドなど)は禁止されており、外さなければならない。装身具をテープで覆うことは、認められない。

競技者は試合開始前に、交代要員は競技のフィールドに入る前に、検査されなければならない。

競技者が、認められていない危険な用具や装身具を身につけている、または用いている場合、主審は、競技者に次のことを命じなければならない。

・認められていないものを外す。

・競技者が外すことができない、またはそれを拒んだ場合、次に競技が停止されたとき、その競技者を競技のフィールドから離れさせる。

競技者が拒む、または再び身につけた場合、競技者は、警告されなければならない。」

普通は試合前に審判がチェックするはずなのだが…。ただ、クンデにカードなどは提示されていない。

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