ソマリア沖アデン湾やオマーン湾などで、海賊対処と日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集任務に当たっていた海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」(伴昌幸艦長)の帰国行事が4日、長崎県佐世保市干尽町の倉島岸壁であった。
「はるさめ」は隊員と海上保安官の計約220人が乗艦。海賊対処として第42次隊、情報収集活動では8隻目として、今年5月に佐世保を出港。7月から約4カ月間活動し、海賊と疑われる船舶との遭遇はなかったという。
帰国行事で浜田靖一防衛相は「日本と国際社会に重要な海上交通の安全確保に寄与した」などと訓示した。工藤正徳第2護衛隊司令は海賊発生事案について「現在は低い状況で推移している」と回答。一方で「根本的なソマリアの問題は未解決。『海賊への対処が必要』という情勢の変化はない」との認識を示した。
護衛艦「はるさめ」帰国 ソマリア沖で海賊対処 佐世保
- Published
- 2022/12/05 10:30 (JST)
- Updated
- 2022/12/05 12:51 (JST)
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