100万人以上の来場見込む “世界最大級”メタバースのイベント

3次元の仮想空間=メタバース上で世界最大級というイベントが始まります。100万人以上の来場者を見込むこのイベントではどんな空間が広がっているのでしょうか。

12月3日から開催されるメタバースのイベントは仮想空間に企業や個人など600以上のブースが出展予定で、VRイベントとしては最多のギネス記録にも認定されています。

どのような空間なのか、実際に体験してみました。

自由に設計できる仮想空間だけあって、フランス・パリの街並みがリアルに再現され、パリの街の象徴でもあるエッフェル塔や凱旋(がいせん)門、札幌の街の風物詩・さっぽろ雪まつりなど、各地の名所が再現されています。このイベントはメタバース上なら時間や距離を気にせず旅に出られるという「ネクストジャーニー」をテーマにしていて"未来の旅の形”が楽しめます。

国内のさまざまな業態から70社以上が参加していて、例えば大丸松坂屋百貨店のブースでは肉や海鮮などのグルメおよそ2900点を実際に購入することもできます。企業側にとっては仮想空間への出展で実際の店の立地にかかわらず世界の人たちに知ってもらえるメリットがあり、メタバースの盛り上がりを新たな顧客獲得のチャンスと捉えています。HIKKYの舟越靖CEOは「次のメタバースはリアルとバーチャルの融合によって未来が見える」「クリエーティブを追求して人が楽しんで、だから人が集まってより発展する。この進化は一切止まらない。今までできなかったこと、会えなかった人、そういったものがメタバースのソリューションで提供できるのではないかと思うので、今後もずっと発展し続けると思っている」と話しています。

仮想空間と現実世界の融合という"新たな旅の形”が楽しめるイベントは12月3日から18日まで連日24時間開催され、世界中から100万人以上の来場を見込んでいるということです。

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