【2022年】身長153cmの小柄女子がホンダ N-BOXに試乗! 人気の理由に迫る【話題のクルマを運転してみた】

2017年にフルモデルチェンジされ、2021年12月に改良されたホンダ N-BOX。日本で最も売れているN-BOX L・ターボコーディネートスタイルを身長153cmの編集部員篠田が乗ってみたのでレポートします!

ホンダ N-BOX L・ターボコーディネートスタイル

2022年上半期も販売台数1位を記録! ホンダ N-BOXの概要

N-BOXは2022年4月〜9月までの販売実績でも8万6876台と2位に大差をつけて1位に君臨し続ける人気モデル。

軽自動車の中で人気のある全高1700mmを超えるスーパーハイトワゴンに分類されます。直近の一部改良では待望の電動パーキングブレーキとアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)に全車速追従機能が追加されました。これにより、長距離の移動でも疲労を軽減することができ、安心して遠出ができる車に仕上がっています。

N-BOXの電動パーキングブレーキ

ホンダ N-BOXの価格/グレード

N-BOXのボディサイズは全長3395mm × 全幅1475mm × 全高1790mm(4WD:1815mm)、ホイールベースは2520mm。

N-BOXのボディサイズは全長3395mm × 全幅1475mm × 全高1790mm

今回試乗したのは、ホンダ N-BOX L・ターボ・コーディネートスタイル。動力源(パワーユニット)は、660ccのターボ付きエンジンとなります。

N-BOXのエンジン

ホンダ N-BOXのグレード構成と価格は下記の通りです。エンジンや最高出力、最大トルクは2WDと4WDで同じです。

コーディネートスタイルはオシャレな2トーンカラー2色を設定!|ホンダ N-BOXのデザイン

外観(エクステリア)は四角いコロンとした可愛らしいデザインが特徴的です。初代と比べると大きな変化はありませんが、スタイリッシュさに磨きがかかっているように感じます。

今回試乗したL・ターボ・コーディネートスタイルのボディカラーはプレミアムアイボリー・パールIIにルーフ色をブラウンにした2トーンのボディカラーです。

特別仕様車であるコーディネートスタイルにはプラチナホワイト・パールとルーフ色ブラウンの2トーンカラーの2パターンが設定されていますが、プレミアムアイボリー・パールIIの方が柔らかい印象を感じました。

また、通常グレードと異なる点としては、メッキドアハンドルとディッシュホイールが設定されています。

N-BOX コーディネートスタイルのホイール
プレミアムアイボリー・パールII&ブラウン

内装(インテリア)は、コーディネートスタイルだとダークブラウンで統一したデザインになります。細かな部品やシート表皮をブラウン色調とすることで落ち着いていながらもオシャレな仕立てになっています。

N-BOXのインパネ

全高の高さがアダになる?|ホンダ N-BOXの乗り心地

N-BOXの走行性能は、今回試乗したターボエンジンモデルだと高速道路の合流など加速が必要な場面でパワフルな走りを見せてくれました。

コンパクトサイズであることから取り回しは非常にしやすく、街乗りではキビキビと走れる印象です。

乗り心地は一般道だと不満を感じることはありません。しかし、全高の高さもあって高速走行だと少しフラつきを感じました。強風が吹いている時などはいつも以上に慎重に車をコントロールする必要があります。スーパーハイトワゴンやミニバンなど背の高い車に慣れていない人は注意が必要です。

スーパーハイトワゴンならではの使いやすさ!|N-BOXの室内空間

車内は全高の高さがいきていて、広くて快適です。スライドドアは開口幅が広く、かさばる荷物の出し入れもしやすく便利でした。子育てファミリーにとっても使いやすいポイントになると思います。

また、走行中も後席の乗員と話すことができ、静粛性が高い印象を受けました。

N-BOXの前席,N-BOXの後席
N-BOXの前席,N-BOXの後席

ホンダ N-BOXを運転していて感じたこと

背の高いN-BOXで少し気になったのが、一般道の信号の位置が悪いとN-BOXの背の高さが邪魔をして信号が確認しにくいということです。先頭で待つ際に真上に信号機があるところで感じました。

またメーター位置も気になるポイントです。一般的な車はステアリングの前にメーターが設置されていますが、N-BOXの場合ステアリングより上に配置されています。長身の人であれば見やすいのですが、私のような小柄な人にとっては少し視界が遮られるような位置にきてしまいます。

まとめ

少し気になった点はありましたが、全体的に不満は少なく、軽自動車の優等生という印象でした。N-BOXが売れている理由も納得です。

今回試乗したL・ターボコーディネートスタイルは2WDモデルでも190万9600円と、軽自動車であることを考えると値段は少々高めにはなってしまいますが、オシャレで可愛らしい車に乗りたいというファミリー層や長距離移動が多いけれどもコストはなるべく抑えたいという人にはオススメです。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部) カメラマン:MOTA編集部】

© 株式会社MOTA