“保育士虐待”保育園長を静岡・裾野市が刑事告発 犯人隠避の疑い 事件を隠そうとしたと問題視

静岡県裾野市の保育園で園児に暴行をした疑いで、当時の女性保育士3人が逮捕された事件で、裾野市は12月5日、園長についても犯人隠避の疑いで警察に刑事告発しました。

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<廣田昭由記者>

「時刻は午前10時前です。裾野市の村田市長が園長を刑事告発するため、いま、裾野警察署に入っていきます」

裾野市の村田市長が園長を刑事告発

この事件をめぐっては、裾野市の私立「さくら保育園」で2022年6月、当時の女性保育士3人がそれぞれ1歳児クラスの園児に対し、顔を押す、足を掴んで宙づりにする、頭を殴るといった暴行を加えた疑いで逮捕されました。

裾野市は一連の虐待をめぐり、園長が、市に通報しようした保育士に土下座して通報しないよう求めたことや、全職員に誓約書を書かせ、事件を隠そうとしていたことを問題視していて、園長に犯人隠避の疑いがあるとして、12月5日午前、警察に刑事告発しました。

一方で、園から市に情報が寄せられてから市長に報告が上がるまで3か月経過するなど、初動が遅れたとして、市長の報酬返上2か月、担当部長の更迭などの処分を下す方針を明らかにしました。

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