
【イスタンブール共同】2014年にロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島のトルコ系先住民族、クリミア・タタール人の指導者ムスタファ・ジェミレフ氏(79)は5日までに、ウクライナが南部で反攻を進める今こそクリミアを解放する「大きなチャンスだ」と強調した。訪問先のトルコ・イスタンブールで共同通信に語った。
民族運動の重鎮で、クリミア・タタール民族会議「メジリス」の議長を長年務めてきた。現在はウクライナ最高会議(議会)議員を務める。ロシアのウクライナ侵攻後、トルコの支援を取り付けるためエルドアン政権幹部と協議を重ねている。