林野高野球部員から基本技術学ぶ 美作市スポーツ協が初の児童教室

林野高野球部員(左)から球の握り方を教わる児童たち

 美作市スポーツ協会は、林野高(三倉田)の野球部員12人を“コーチ”として招いた初の野球教室を美作北小(楢原中)で開いた。美作、津山市、奈義町の少年野球チームに所属する児童が先輩たちに基本技術を学んだ。

 6チームの小学5年生以下計51人が参加し、11月20日に開催。児童たちは打撃、守備、投球など5グループに分かれて練習した。

 打撃練習はロングティーとティーバッティングを実施。部員が「上半身だけでなく、下半身も使ってスイングして」などと実演を交えてアドバイスすると、児童たちは「打球が強くなった」と笑顔を見せた。投球のグループは投げるフォームやボールの正しい握りを確認し、守備ではゴロの捕り方を教わった。

 林野高2年大寺陽羽(よう)主将(16)は「技術面も大切だが、まずは野球を楽しむことを心がけてプレーしてほしい」と期待。作東少年野球団の江見小4年上山璃兎君(9)は「教えてもらったことを意識して練習し、試合でいいプレーをしたい」と喜んでいた。

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