物価高騰で従業員に一律2万円ベースアップ ノジマ、生活支援で12月給与から

ノジマ

 家電量販店のノジマ(横浜市西区)は5日、長引く物価高騰を受け、12月の給与から一律2万円のベースアップを行うと発表した。物価上昇に伴う生活支援として、従業員には6月から毎月1万円を支給していたが、通常4月に行う給与改定を前倒しで実施。さらに1万円を上乗せする。

 物価高への不安解消や働きやすい環境の整備に努めることで、サービス向上を図るのが狙い。対象者は正社員(新入社員含む)、契約社員の約3千人で、2023年4月入社の新入社員の月額給与についても、1万円を上乗せするという。

 担当者は「従業員が安心して仕事に向き合い、お客さまにより良いサービスを提供したい」と話している。

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