就活、仕事に役立つ新聞 どう読む 山陽学園大で社会人入門講座

講座で新聞の活用法を学ぶ学生

 山陽学園大(岡山市中区平井)で5日、就職活動や仕事に役立つ新聞の読み方を学ぶ「社会人入門講座」があり、3年生約100人が受講した。

 山陽新聞販売社員で新聞の活用法を伝える「山陽しんぶんマスター」の福山達也さん(32)が講師を務めた。新聞記事が「起承転結」ではなく、最も重要な結論から入って説明や補足が続く「逆三角形」の構成になっていると紹介。読み手の心を瞬時につかみ、関心を持たせる点がビジネス文書に共通すると解説した。

 見出しとリード(前文)で記事の内容が把握できることも説明。「普段から紙面に目を通しておくことで情報を整理し、自分の意見を発信できるようになる」と述べた。

 女子学生(21)は「見出しやリードに注目して新聞を読み、就職活動などに生かしたい」と話した。

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