英語テスト「公平性に問題」 団体が調査、入試活用中止を訴え

英語スピーキングテストについて記者会見する武蔵大の大内裕和教授(右から2人目)ら=5日午後、東京都庁

 東京都が来春の都立高入試に活用するために実施した英語のスピーキングテストについて、大学教授や保護者らの団体が5日、公平性などに問題があったとするアンケート結果を公表し、改めて入試への活用を中止するよう訴えた。

 テストは、11月27日に中学3年生約6万9千人が受けた。アンケートは同日から1週間、インターネットで実施。受験生やその保護者、試験監督者らから計478件の回答が寄せられた。

 アンケートでは、防音用に着用しているイヤーマフ越しに、他の生徒の解答が聞こえたとする事例が166件あった。

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