山口茜が世界年間最優秀選手 日本人女子で初、世界バドミントン連盟が選出

山口茜選手

 世界バドミントン連盟(BWF)は12月5日、タイで今季の表彰選手を発表し、女子シングルスで世界選手権2連覇を達成した山口茜選手(25)=福井県勝山高校出身、再春館製薬所=が女子の年間最優秀選手に選ばれた。同種目の日本人女子の受賞は初めてで、山口選手に「年間女王」の称号が新たに加わった。

 山口選手は3月の全英オープンで初優勝を飾った。4~5月にマニラで行われたアジア選手権は準優勝し、直後の世界ランキングでは2019年9月以来の1位に返り咲いた。

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 快進撃は止まらず、8月に東京で開かれた世界選手権で女子シングルスの日本勢として初めて2連覇を達成。翌週のジャパン・オープンも優勝して2週連続で国際大会を制するなど活躍した。

 日本勢が年間最優秀選手に選ばれるのは、19年の男子シングルスの桃田賢斗選手以来3年ぶり。16年には女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組が日本勢として初めて受賞した。

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