宮根誠司、裾野市の園児虐待事件の悪質さに顔しかめ持論「家庭こども庁に見直しを」「他の保育園にも迷惑かかってる」

汐留ジオサイトの日本テレビタワー

12月5日の『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)では、静岡県裾野市のさくら保育園で1歳児クラスを担当していた保育士3人が園児に対して虐待を行っていたとして、暴行の疑いで逮捕された事件について報道。無抵抗な子どもたちに対してあまりにも悪質な行為に、MCの宮根誠司(59)は「意味がわからない」「どうやったら保育園の安全性とかちゃんと保育されているかを判断すればいいのかわからなくなる」と顔をしかめた。

裾野市のさくら保育園で行われていた不適切な保育は、現在把握されているもので「泣いている園児の姿を携帯電話で撮影」「足をつかみ宙づりにする」「寝かしつけた園児に対し『ご臨終です』と発言」「怒鳴りつけて頬をつねる」「手足口病の症状のある園児のお尻を無理やり他の園児に触らせる」「カッターナイフを見せ脅す」など15にものぼる。

また、後手に回った保育園側の対応も問題になっており、裾野市は12月5日、園長を「犯人隠蔽罪にあたる」として刑事告発している。

「裾野市は今年8月に『さくら保育園』の保育士の内部告発によって虐待を認知。この段階で6月~8月上旬の間に少なくとも15の虐待があったことを保育園側も認めてるにも関わらず、保護者説明会が開かれたのが10月29日。この間に、さくら保育園は『当園の機密事項などを(中略)第三者に故意または過失によって漏洩したりしないこと』と誓約書を全職員に書かせていたようで、宮根は『これは、大変なことというか事件ですよ。お子さんの命に関わる問題を市長に(報告として)上げないというのが僕にまったくわからない』と園長の対応を激しく非難していました」(政治記者)

続けて宮根は「もしこれね、園長が拡散させないように誓約書を書かせた、(園長が)土下座したとまで説明会で言ってて。これ(今回の報道)がなかったらずっと続いてたと考えるだけで恐ろしくなる」と苦言。この一件でほかのちゃんとした保育園にも迷惑がかかっているとし、「家庭こども庁(正式には「こども家庭庁」)ができたわけですから、そのあたりもう一回保育園とか幼稚園の見直しをきっちりやってもらわないと」との考えを語っていた。

視聴者からも「隠蔽した保育園は確かに問題だけど、もっと虐待した保育士のこと掘り下げてほしい。公表されてることだけじゃなくて、日常的に行われていたことがあるはず」「園長ぐるみで、園児虐待!これは虐待ではなく、立派な犯罪!園児を宙づりって、もしかしたら死亡事故に繋がる犯罪だよ」「園長が土下座って何で?それよりもイジメ保育士に止めるよう言うべきだろ」といった厳しい声が上がっていた。

しつけの程度を超える暴行にあたる悪質な行為の数々。実態の追求が求められる。

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