総務省が6日発表した10月の家計調査は、2人以上世帯の1世帯当たりの消費支出が29万8006円となり、物価変動を除く実質で前年同月比1.2%増えた。増加は5カ月連続。新型コロナウイルスの感染状況が比較的落ち着いたほか、全国旅行支援が始まったことで外食や旅行関連の消費が伸びた。
名目では5.7%と大幅に伸び、7カ月連続で増加。物価高が響いて出費が拡大している。
項目別に見た実質の増減率は「被服および履物」が14.9%増加。気温が低かった影響で秋冬物が好調。宿泊料やパック旅行費を含む「教養娯楽」は8.0%増加した。
値上げが相次ぐ「食料」は0.4%減った。