きょう午後は、東京など関東の天気は回復に向かう見込み。一方、北日本や東・西日本の日本海側は、午前中よりも雪や雨の範囲が広がり、北日本を中心に8日（木）ごろにかけて大雪やふぶきによる交通障害に注意が必要となる。また、日本海側は北陸を中心に、落雷や竜巻などの激しい突風、短時間強雨にも注意が必要だ。

寒さ続く地域も

　西日本や東海は晴れ間が出ている所が多く、この方面は最高気温が14℃前後まで上がる見通し。午後は関東でも次第に日差しが戻るが、東京都心は引き続き気温が低めで、この後も10℃に届かないかもしれない。また、低気圧の通過や寒気の影響で、日本海側は雪や雨の降る所が多く、雷を伴う所がありそうだ。

　7日（水）の日本海側は北日本で雪が降り、この方面は8日（木）にかけて平地でも雪の積もる所がありそうだ。北日本を中心に風が強まり、ふぶきで見通しの悪くなる所があるため注意が必要となる。また、北陸を中心にたびたび雷雲が通過して、雨に混じって氷あられが屋根を叩く音や、突然の雷鳴に驚かされるかもしれない。この方面は、落雷や、竜巻など激しい突風にも注意が必要だ。

冬の天気分布

　週末にかけても、北陸から北の地域は雪や雨の降る所が多い見込み。降り方に強弱のリズムはあるが、上空寒気の流れ込みの予想から、11日（日）の北日本は東北を中心に再び雪の強まる可能性があるので注意したい。

　一方、関東から西の太平洋側は週末にかけても晴れて、日中はこの時季としては気温が高めとなる見込み。日本海側とは対照的に洗濯の外干しには困らないものの、空気の乾燥具合はしっかり意識した方が良さそうだ。

（気象予報士・高橋和也）