中高一貫県立中の出願倍率 最高は宇都宮東の3.54倍

栃木県教育委員会が入るビル

 栃木県教委は5日、中高一貫教育の県立中学3校について、2023年度の入学者選考の出願状況を発表した。

 出願倍率は宇都宮東高付属中が昨年に続いて最も最も高く、前年度比0.01ポイント減の3.54倍。佐野高付属中が0.43ポイント減の2.18倍、矢板東高付属中が0.45ポイント減の1.59倍だった。

 宇都宮東高付属中は開校以来最も低い倍率。佐野高付属中と矢板東高付属中はいずれも過去2番目に低い倍率となった。

 出願状況について県教委は「少子化による児童数の減少に対して募集定員を変えていないため、想定範囲内の倍率」としている。

 出願人数は宇都宮東高付属中が定員105人に対して372人(男子185人、女子187人)、佐野高付属中は定員105人に対し229人(男子87人、女子142人)、矢板東高付属中が定員70人に対し111人(男子42人、女子69人)だった。

 適性検査と作文、面接は来年1月7日に実施。選考結果は同12日、受検者全員に郵送で通知される。

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