悲嘆も…「よく頑張った」宇都宮から健闘のW杯日本代表へ拍手【動画】

延長前半に日本代表が好機を逃し、悔しがる県内のサポーター=6日午前2時10分、宇都宮市馬場通り3丁目

 サッカーワールドカップ(W杯)で悲願のベスト8進出がかかったクロアチア戦が行われた6日未明、宇都宮市内のバーでは集まったサポーターが最後まで熱い声援を送った。120分の死闘の末もつれ込んだPK戦での敗北。サポーターは悲嘆に暮れながらも、日本代表の勇姿に「よく頑張った」と大きな拍手を送った。

 同市馬場通り3丁目のダイニングバー「GINZA YATAI BAR」。120、80インチの二つのスクリーンを用意した店内には、サポーター約20人が集結した。

 最初の熱狂は前半43分、前田大然の先制点。「ニッポン!ニッポン!」と掛け声がとどろいた。後半10分にクロアチアが1点を返すと、両者譲らない展開に。迎えたPK戦でサポーターたちは立ち上がって肩を組み、声を振り絞った。「決めてくれ!」「頼むぞ!」

 だが、クロアチアの4人目のキッカーがPKを決め、敗北。「うそだろ…」。頭を抱え、膝から崩れ落ちるサポーターもいた。

 同市、会社員角田卓也(つのだたくや)さん(30)は「悔しいの一言。何が足りなかったのか」と肩を落とした。同市、会社員堀口湧太(ほりぐちゆうた)さん(22)も悔しさをにじませながら「相手のキーパーがあっぱれ」と称賛。日本代表を他のサポーターと共に拍手でたたえていた。

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