
旅行大手のJTBは6日、2022年度の年末年始の国内旅行者数が2100万人になるとの推計を発表した。前年度より300万人の増加で、新型コロナウイルス禍での旅行の心理的ハードルが下がったためとみている。ただ新型コロナ流行前だった19年度の7割程度にとどまった。物価高による節約志向や、流行「第8波」を受けた外出控えが響いたようだ。
推計の対象は23日~来年1月3日。インターネットを通じたアンケートや実際の予約状況などから、1泊以上の旅行に出かける人数を算出した。
1人当たりの費用は前年度より4千円増の3万7千円。家族連れや2~4泊の旅行が増えた。