「ファーストペンギン!」鈴木伸之、吹越満、梶原善ら“さんし船団丸”メンバーが撮了。「奈緒ちゃんの頑張りに助けられた」

日本テレビ系連続ドラマ「ファーストペンギン!」(水曜午後10:00)に出演する永沢一希役の鈴木伸之、磯田高志役の吹越満、山中篤役の梶原善ら“さんし船団丸”の面々が、クランクアップを迎えた。

奈緒が主演を務める「ファーストペンギン!」は、縁もゆかりもない漁業の世界に飛び込んだシングルマザーと、彼女と共に改革の荒波に漕ぎ出した漁師たちの奇跡の物語。実話をモデルに、「JIN−仁−」「義母と娘のブルース」(ともにTBS系)などを手掛けたヒットメーカー・森下佳子氏によるオリジナル脚本で紡ぐ、爽快なリアル・サクセスストーリーだ。

さんし船団丸の事務所前に漁師たちが集結するシーンで、クランクアップの時を迎えたメンバー。スタッフから一人一人名前を呼ばれ、「クランクアップです!」と声がかかると、大きな拍手とともに、主演・奈緒から花束が贈られた。

鈴木は「スタッフの皆さんも、毎回撮影場所が遠かったり、朝早くから夜遅くまでの撮影で大変だったと思いますが、3カ月間お世話になりました。奈緒さん、堤(真一)さんはじめとする、さんし船団丸のみんなが心から大好きです! みんなに囲まれた撮影がとても楽しかったです。本当にありがとうございました!」と感無量の様子であいさつ。

吹越は「共演者の皆さんもとても楽しい方ばかりで、魅力的なメンバーで、一緒に演じることができてよかったなと思っています。僕もその魅力的なメンバーの1人なんですが…(笑)」と冗談まじりにコメントし、場を和ませる。

続けて「堤さんと梶原さんが現場にそろうと場が和みますし、そういった雰囲気を作ってくれたので感謝です。そして何といっても、僕らは奈緒ちゃんの頑張りに助けられたなと…思っています。これから普段の生活でスーパーマーケットや食卓などで魚を見るたびにこの『ファーストペンギン!』という作品を思い出すと思います。皆さんまたお会いしましょう。お疲れさまでした!」と、奈緒をはじめ共演者たちへの感謝と名残惜しさを口にした。

梶原も「さんし船団丸の皆さんと、チームワークができかけたところで終わり…というのが寂しいですし、今回、堤さんと吹越さんとトリオとして演じられたことも、とてもうれしかったです。そして、みんな大好き奈緒ちゃん! 第1話の啖呵(たんか)を切るシーン。あんなにスムーズに演じられて、尊敬の念が尽きません。僕は、よくへこたれるんですが、そんな時は、奈緒ちゃんの姿を思い出して頑張ります!」と感慨深げに思いを語った。

さらに、志田未来、石塚陸翔らも笑顔で撮影終了。最後の撮影は、和佳の大きな支えとなったママ友・山藤そよ(志田)、和佳の一人息子・進(石塚)、そよの息子・要(川田琥太郎)が保育園での卒園式を終えた後、和佳とそよ、進、要の4人で、小学校前に立ち寄るシーンだった。

志田は「途中からでしたが、さんし船団丸の仲間に入れていただけて、すごくうれしかったです。奈緒ちゃんのお芝居を近くで見ていて、いつも『すごいな!』と思っていましたし、勉強させてもらっていました。撮影、とっても楽しかったです」と笑顔でコメントした。

12月7日放送・第10話で、いよいよ最終回となる「ファーストペンギン!」。和佳は、浜全体を外国資本に売り渡してしまったと片岡洋(堤)に報告。この話をなかったことにするには、浜の全船団が、波佐間成志(小西遼生)の仲介で締結した「神饌オーガニクス」との契約を破棄しなければならないのだという。そこで片岡は、磯田と山中らを率いて船を出し、ほかの船団の面々も契約を白紙に戻すよう、説得のために動き出す。

さらに、和佳は、これまでさんし船団丸と敵対関係にあった漁協の組合長・杉浦(梅沢富美男)に、ある協力を依頼。一方、汐ヶ崎に現れた波佐間は、浜尻公平(高杉亘)たちを丸め込み、さんし以外の船団で“浜の一企業化”を進めようと画策する。

絶体絶命の危機に追いやられた和佳が、最後に下した決断とは?

© 株式会社東京ニュース通信社